【愛板遍歴Vol.1】スノーボードにハマったきっかけと始まり【94-95シーズン/プロローグ】

BS日テレで土曜日に放送されている番組おぎやはぎの愛車遍歴を視聴しているのですが、そんな愛車遍歴では芸能人のこれまで乗ってきた愛車の紹介をその当時のエピソードなんかを一緒に紹介する番組なんですが、そんな愛車遍歴を紹介できる程、私は車の台数を乗ってきていないのですが、乗ってきたスノーボードなら愛板遍歴として紹介出来そうなので、今回はそんな愛板遍歴と共に当時のエピソードなんか書いてみますね。

94-95シーズン/何も持たずにゲレンデへ初めてのスノーボード

当時、高校を卒業して進学も就職もせずにアルバイトしながらのダラダラ生活の中で、ふと

なぁ？スノーボードしてみーひん？

おぉ！エエなぁ～よっしゃ！行くかー！

そんなノリで友人が当時乗っていた7代目カローラ1.3 3ATに乗り込み、夏タイヤでチェーンも持たず、もちろんスノーボードの道具も持たず（持ってない）、当時はお互いに暇で若かったから出来たんでしょうね（笑）

若人2人で兵庫県の北部にある鉢伏山方面へ向かいました。当時はお金もないのでオール下道です。
幸いなのが、友人の車（7代目カローラ1.3 3AT）の燃費がありえへん位よかった。

目的地に近づくにつれて道路には着雪があります。
なんの自信なのか分かりませんが、

カローラの細いタイヤなら雪道もイケるでぇ～

気が付いたら当時スノーボードが出来るゲレンデの東鉢伏の駐車場に夏タイヤで到着！

夏タイヤでゲレンデに到着出来たのは若気の至り、ゲレンデに行く際は必ず冬タイヤ、チェーンを用意しましよう。
当時、スノーボードにまだまだ理解のないゲレンデも多く、スノーボード禁止のゲレンデもありました。

道具はオールレンタルです。
当時のレンタルボードはまだまだ発展途上と言うか今では考えられない物で、ブーツはカポカポ浮くし（臭いし）。
ブーツ以外もそんな質のものでしたが、オールレンタル代は当時で約1万円でした。

初めて履いたスノーボード

スノーボード：（非常階段のグラフィック）145cmくらい
バインディング：プラスティック　ストラップ閉めてもブーツがあまりホールドしない
ブーツ：紐を締めてもカポカポ乾ききっておらず臭い
ウェア：上下　ペラペラで防水力なしに等しい
グローブ等の小物：ないよりマシブーツ同様に臭い

そんなカポカポ臭いブーツを履いて、片足にビンディングを装着するのですが、どうも上手く装着できません、と言うのもハイバックと呼ばれる本来ブーツの背にある物をブーツの甲に当てて装着しようとしてるのですから、、ちょっと言葉で説明するのが難しいのですが、ビンディングを逆向きで装着しようとしていたんですね。

周りの人達の装着の仕方を見て間違いに気が付き、やっと片足にビンディングを装着（ワンフッド）しました。リーシュコードも忘れずに装着します。

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当時はビンディングと呼んでましたが、なんかのタイミングでスノーボード業界はビンディングの事をバインディングと呼ぶようになりました。
スキーはドイツ発祥、ドイツ読みでビンディング。スノーボードはアメリカ発祥、英語読みでバインディング。今回の記事では当時の読み方ビンディングで書かせてもらいます。

スノーボードは効き足ではない方の足にバインディングを装着した状態をワンフッドと言います。リフトに乗車時（降車時）、両足バインディング装着で滑らない所での移動はワンフッドでスケーティングと言ってバインディングの付いていない利き足で雪面を蹴って移動します

両足のバインディングからブーツを外した際にスノーボードを流してしまうリスクがあるのですが、そんな流れ止め防止のリーシュコードを装着しないと当時はリフトに乗車できませんでした。

なんの道具も持たずにゲレンデに来てオールレンタルってノリなので、1日券を購入しとりあずリフトに乗ります。
案の定、降車場で豪快にこけます。
両足にビンディングを装着して滑り始めると言うか、転げ落ちると言いますか、、
もう何回こけたのか分かりませんが、その時に思ったのが、

スノーボードってめっちゃおもろいやん！楽し～ぃ

これはおもろい、やるきゃ騎士（ナイト）！

翌朝、なかなか布団から立ち上がれません、
首が回らないのはもちろんなんですが、ケツが痛すぎて3つに割れてます。首、ケツ以外にも全身筋肉痛で満身創痍。仙豆があればなぁと思う程のダメージでした。

そんなダメージにも懲りずにスノーボードがめちゃくちゃおもろいって事に気づいた若人2人はスノーボード道具を揃える為に大枚を握りしめてカローラで深江橋にあるプロスノーボードショップグーフィーへ向うのでありました。

初めてのマイスノーボード

スノーボードの道具を揃えたいのでありますが！

ご予算はおいくら万円？

17万円であります！（キリっ！）

とドヤ顔で答えたのですが、

それじゃ厳しいわねぇ、

ええっ？！

なんぼほどかかるねん！怒るでしかし！

私、友人共に目が点になりましたが、そこにすかさず、

俺のボード（中古）でよければ安く譲ってあげるよ！

スノーボードの事は右も左もわからない中、スノーボードショップの店員が使っているボードってだけでそのボードは間違いない物だと思い、

買います！

そのショップ店員のボードに付いていたビンディングもイイものに見えたのですが、

ごめんね！ビンディングは他の物に付け替えさせてくれる？

とビンディングはなんか安っぽいプラスチッキーなものに付け替えられました。
友人も同様に他の店員の中古ボードを譲ってもらいました（ビンディングはもちろんプラスチッキーに付け替え）

94-95 マツカタ初めてのマイスノーボード

スノーボード：フライトってブランド145cm
バインディング：プラスチッキーなおそらく安もん
ブーツ：Air Walkエアーウォーク
ウェア：JKスペシャルブレンド PTツイスト

やっと表題の【愛板遍歴】になりましたが、この組み合わせが私の初スノーボードです。
当時の写真もなく、なかなかイメージをお伝えするのが難しいですが、

今でこそ身長-15～-20cm位の長さのスノーボードの基準の長さってなりましたが、当時は全体的にスノーボードは短かった。
道具もまだまだ発展途上でフレックス（板の硬さ）もヘナヘナで反発もなにもない板でしたが、レンタル品に比べたら全然乗りやすかったです。
ブーツも新品で臭くないのでレンタルと比べたらめっちゃ快適でした。エアウォークって今でこそ中学生御用達ブランドですが、当時のスノーボードブーツと言えばエアウォーク！って位のポジションのメーカーでした。

ウェアに関しては防水性ガー浸透圧ガー機能ガーとかのスペック至上主義ではなくていかにシャレオツ一番時代でしたが、レンタル品に比べたら雲泥の差の防寒防水力はありました。

マイスノーボードを手に入れたから毎週の様にゲレンデに通いましたね、カローラで（笑）
流石にチェーンは用意しましたが（笑）

思い返せば28年前、
私がスノーボードを始めたきっかけはこんな感じでしたが、思いのほか始まりのくだりで長文になってしまい、愛板遍歴もレンタルと初めてのボードしか紹介出来ませんでしたが、今日はこの辺で終わりたいと思います。

次回はスノーボードにハマり、95-96シーズン山籠もりを始めた編を書きたいと思います。